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投稿者:永野 眞治さん
【大腰筋の斬新な使い方】
お疲れ様です🙇
5期の第23回の講座の中で亮司先生が大腰筋博士という人がいて、
その人は「大腰筋は脊柱起立筋だと言っていた」という話がありました。
ちょっと驚いたのですが、
講座の後で、背骨(脊柱)を前から大腰筋で支える感覚を試してみたら、結構というかかなりイイ感じでした✨
僕の感覚では、腹横筋の上部は力を入れず下部だけを内側に引き込むように引き締めて、
大腰筋の起始部(胸椎12〜腰椎5)を少し上に押し上げるようにすると、腰の辺りがファッと軽くなり、立位も歩行も椅子に座っていてもとても楽で快適です✌🏻
大腰筋は普通は、腿を引き上げたり、上体を前傾させたりする股関節の屈曲筋として働きますが、
脊柱を起立させる筋として背骨を前方向から支えるような感覚で使うと腰椎の過剰な前弯も防げて、反り腰改善にもなると思いました!
腰周りのトラブルで悩んでおられる方には、お勧めの使い方だと思います😊
※通常のストレッチは、停止分を起始部からより遠くへ伸ばしますが、
大腰筋を脊柱を起立させる筋として使う感覚は、その反対で停止部(大腿骨小転子)を基準にして起始部を少しだけ遠ざける感覚です。(お腹側の斜め下方向から背中側の斜め上に押し上げる)
本来の脊柱起立筋は、背骨の後ろに付着しているので収縮すること(引き寄せる感覚)で背骨を起こすことになりますが、
大腰筋を使って背骨を起こすには、筋肉をお腹側から背中側に押し出すこと(伸展させる感覚)が必要になります。
それも真っ直ぐ前に押し出すのではなく、筋の付着部に向かってやや斜め上方向に押し上げる感覚が必要となります。
マシーンで例えると、インクラインチェストプレスで筋力を発揮する感覚です。
また字に例えると、脊柱起立筋と大腰筋は「人」という字の成り立ちに近いとも思いました。
左側の長い一画が脊柱起立筋で、右側の短い一画が大腰筋です。
このように考えると、人間の背骨は後ろ側と前側の両方をバランス良く使って(お互い様の関係を利用して)起立させることが理想的なのではないかと感じました🤗
