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質問者:五十川真二さん
いつもお世話になります。
7期の五十川です。
みなさまにご相談ですが、80歳男性、20年来の腰痛があり年に数回は体が動かなくなる。脊柱管狭窄症と診断されたが年齢的に手術は不可と言われもう治らないと思われている方です。
反り腰と足関節の可動制限あり、足指は力が入らず両足とも膝から下の筋力は低下しています。座位や仰向けで骨盤は動かせず上半身で代償動作が出ます。
呼吸も浅く腹腔のトレーニングも吐くのが苦手で、肩や上半身に力が入ってます。
まずは、ワニ呼吸やパーミング、三日月体操、スワイショウ、椅子での膝腰上げなどから続けてもらいたいと思ってます。
両足の症状に対しては、改善するのは難しいのかなと思いますが、手術もできない、何もしないよりは可能性のあること、前向きに頑張れるように伝えたいと思ってますが、アドバイスいただければと思います。
回答:三部優子さん
5期三部です
高齢者デイサービスで理学療法士をしています
動画を添付して下さり状態がとてもわかりやすいです。ありがとうございます。
20年来の腰痛とのこと。
若い時の怪我(マッピングに影響)
車酔い(前庭機能)
眼の動き
下肢の感覚
聴力
ロンベルグテスト
なども聴取してみていただけるとよりウィークポイントがしぼりやすくなるかもしれません
アプローチとして
⚪︎呼吸
肩が挙上したままで頸部、胸郭の動きがないので、そこへ感覚入力する意味も含めて
肋骨、胸椎など動きか出ない部位に手を当ててガイド
反り腰の方や高齢者は椅子座位での呼吸が有効な印象です
※画像添付します
⚪︎椅子座位 背骨の3面運動
⚪︎a VOR
⚪︎指鼻 heel to shin(小脳アプローチ)
足関節の動きが良くなる場合があります
⚪︎足部、踵への感覚入力ワーク
お時間ありましたら、私も勉強させていただきたいので
追加評価、エクササイズのbefore &afterなどアップしていただけるとありがたいです🙇♀️
五十川真二さん
ありがとうございます。 ・しっかり問診することでウイークポイントをしぼる。 ・呼吸動画参考にさせていただきます。 ⚪︎椅子座位 背骨の3面運動 ⚪︎a VOR ⚪︎指鼻 heel to shin(小脳アプローチ) 足関節の動きが良くなる場合があります ⚪︎足部、踵への感覚入力ワーク さっそく明日実践して結果を報告します(bow)
鈴木亮司さん
三部さんの内容に追加ですが、 ちょうど一昨日、パーソナルのお客様でクリニック経営、内視鏡の先生の旦那様が、脳梗塞の症状と思われる足先の動きが悪くなる、発作的なものがあったようです。(8月8日) 病院で抗血栓治療したが、症状が改善されず、先生方が「?」となったところ脳の検査をしましたが脳梗塞が全く見つからず、そのまま退院をされました。 足の動きは右足の背屈がほとんどできない。そのためか診断名が「腰部脊柱管狭窄症」がついた様です。 大腿、下腿の筋力は低下していない状態でした。 リハビリをしたそうですが、全くといっていいくらい改善されず右足の背屈動作ができないと車の運転ができないので困っているという状態が続いていました。 (腓骨神経麻痺?とも思いました) 一昨日、パーソナルをしました。 椅子に座って股関節と膝関節が90度屈曲で右足首の背屈をしようとすると、骨盤ごと動いてしまう代償動作が出ていました。 ミラー関節(左手首の運動)→背屈動作に僅かに変化あり 腓骨神経スラッキング(坐骨神経の代謝が下がっている?)→骨盤の代償動作がなくなり、足首単独で背屈動作が可能になる。しかし可動域自体に変化はあまりない。 腓骨神経麻痺ではない?? キャットカウ(脊髄、骨盤の動きを出すことで下肢への神経の代謝の改善を期待して)→足首の背屈動作に最も効果あり→しかし動作のぎこちなさから1人で行うことは現実的に困難と判断 もう一度腓骨神経スラッキング→動きが少し出てきたので背屈動作にPNF →あまり変化無し →足首の底屈のPNF→再び背屈 今度は少し改善の傾向あり その場では足首の背屈は大きな違いはないが足裏の感覚がかなり変化した様でした。 帰宅後、「足首の動きが普通に近いくらい動く!」とLINEが入りました。 腓骨神経の代謝の低下? かなりの時間差があったが、 効果はあった様です。 過去にもありましたが、僕の義理の母に トレーニングで神経の代謝の改善を試みてみたところ、使われなかった神経系は反応の速度が低下しているので効果が出たのが2時間くらいして効果がありました。 使われていない期間が数日以上あると 効果が出るまでタイムラグがあるのかも知らません。 歩行動作の動画を見たところ 足裏感覚が弱くなっているかもしれません。 腓骨神経スラッキングでハムストリングスの出力と足底感覚の改善が期待出来るかもしれません。 また大腿神経や伏在神経などのスラッキングも併せて試してみるのも良いかもしれません。 長文失礼いたしました🙇
五十川真二さん
・ミラー関節(手首の運動) ・腓骨神経スラッキング、大腿神経、伏在神経スラッキング ・足首背屈、底屈のPNF ・キャットカウ(下肢への神経の代謝の改善を期待) 長い期間使っていないため時間差で効果があるかもという事も伝えて実践したいとおもいます。 長文ありがとうございます:)
五十川真二さん
昨日のお客さまの結果です。 若い時の怪我は特に大きな怪我はないとのことでした 車酔い(前庭機能)もなし 下肢は触られた感覚はあるが動かす感覚は薄く力が入らないです アプローチとして ▶️最初にロンベルグテストをやると左側に倒れる (ビフォー動画) ⚪︎小能トレーニング座位でテニスボールの左手でリリース&キャッチ10回やるとバランス改善しました😊 ▶️足は多少開いてますがフラフラしなくなった(アフター1動画) ⚪︎呼吸 座位で肋骨、胸椎に手を当てて3分間 ⚪︎椅子座位 背骨の3面運動 ⚪︎heel to shin(小脳アプローチ) ⚪︎椅子に座った状態で足部、踵への感覚入力ワーク 膝、踵上げ下ろし ⚪︎ミラー関節(手首の運動) ⚪︎腓骨神経スラッキング ⚪︎足首背屈、底屈のPNF ⚪︎キャットカウ(下肢への神経の代謝の改善を期待) 長い期間使っていないため時間差で効果があるかもという事も伝えて実践しました。 🔹足関節の動きに変化はなかったが、最終的に姿勢が上半身の力みが抜けて姿勢が良くなりバランス よく立ててました!本人もバランスがとりやすく足が軽くなったと言ってました。 ▶️足は開いてますが姿勢良く安定感が増したとのことです(アフター最終動画) 伏在神経、大腿神経、眼のトレーニングはできなかったんで 引き続き実践していきたいと思います。 ありがとうございます😊
三部優子さん
結果と動画もありがとうございます! 上半身の力みがなくなってますね!!👏 特に右頸部(胸鎖乳突筋辺り)の力みがあり、頭部が左に偏位していたのが改善していますね これは歩行時左股関節が側方スライドに伴い右肩挙上するのと関係があるかなと思いました (原因は様々考えられますが) aVORとの関連も気になります👁️ ⚪︎beforeのロンベルグテストでは腰部でしかバランスを取る動きが出ていませんでしたが ⚪︎after 1では体幹と骨盤、下肢に繋がりが出てますね ⚪︎最終動画では股関節、足関節もバランス反応に参加できていますよね!👏 最終動画の時点で歩行も改善していたかもしれませんが 最終動画の身体能力であれば、 ⚪︎椅子座位での膝腰上げ も歩行改善に効果があるかもしれません 歩行時左股関節が常に外旋位なのも気になりましたので(これも原因は様々考えられますが) 膝腰上げの際、両膝を付けた状態で股関節内外旋しながら骨盤挙上する方法を試してみていただけたらと思いました 私も初めにいただいた動画と今日いただいた動画を再度検証し、大変勉強になりました✨ また追加報告いただけたらありがたいです🙇♀️
五十川真二さん
詳しい解説ありがとうございます。 上半身の力みは右頸部からですね。小脳の働きによりバランスが改善して右頸部の力みが抜けたんですね。 トレーニングにより体幹と骨盤、下肢、股関節、足関節も動けるようになりバランス反応に参加して安定したということですね。 次回は、avorでの反応、椅子座位での膝腰上げ、両膝を付けた状態で股関節内外旋しながら骨盤挙上する方法歩行動画のビフォーアフターも確認したいと思います。 わかりやすい解説ありがとうございます😊
