左脚、臀部左側の奥に痛みがあります(2025/8/24)

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質問者:中村啓子さん


8期の中村と申します。
投稿をこちらでなく実践報告の方で行っていました。こちらが適当だったかもと思い重複しますが投稿し直させていただきます。
久しぶりの投稿で、流れを邪魔するかもしれませんが、お許しください。

本講座の録画分を少しずつ受講させていただき、勉強になると思いつつ、たくさんの情報を整理しきれなくて、本当に遅々とした実践と理解となってしまってます。

自身のことで恐縮ですが、左側の下半身
太腿、股関節、臀部、腰の痛みに長年悩んでいます。
ヨガの三角のポーズで、開いた左脚つま先を左向きに、右脚つま先は正面に向け、正面を向いたまま上半身を左側に傾ける時に、左脚、左臀部に激痛が走ります。

長年、普段ヒールのある靴で、仕事はPCと睨めっこのデスクワーク。座り仕事中は左側に体重がかかっている自覚があります。

・長座の姿勢で両足を左右にゆらゆら揺らしたり、膝を軽く立てて両脚を同時に左右に倒すなどすると、脚の裏側だと思うのですが強い痛みがあります。
・三日月体操
・バックランジ
・四つ這いでの背骨の運動
・股関節ストレッチ
など、いろいろやってみますが、左脚を開く時も右側に交差させる時も痛みがあるため、
伸ばすのが良いのか収縮させるのが効果的なのかわからず闇雲にあれこれやってみてる日々です。
・顎関節症も影響するのだろうと、顔や首筋まで動かしてみてます。

左の腰の後ろ側にも軽い痛みと違和感があり、これまでずっと股関節に由来する痛みなのではと、対芯力を知る前から自分で素人予測でヨガのポーズやストレッチなどいろいろやってみています。

一時的に痛みが緩和したかなと思っても、日常が変わらないので、繰り返されるこの状況を変えたいと思ってます。

たまに投稿して長々とすみません。
何かヒントをいただければ、実践はしますので、ご助言よろしくお願いします。

追記ですが、ご報告をひとつ。
バックランジでお尻の筋肉をストレッチする感覚で、職場でトイレに行っては静かに実践していました。
脚太は変わりませんが、腿の前側や横に張り出していた筋肉が柔らかくなり収まって来てます。
これは効果なんだと思います。
微妙なので、他人様から見る見た目の変化にまでは至ってませんが。笑

今は慣れてしまって意識することはないのですが、バックランジや座っている時に股関節を前後に動かし緩めることを実践した直後は、歩幅が大きくなった気がしました👍

痛みが無くなれば、
痛みに対する恐怖や牽制する気持ちが低減し、もっと実践が楽しくなるだろうになぁと思います。

回答:田代 慎一郎さん
中村さんは、実践相談の方にもご質問されていたので、
専門的な内容も含む回答になるので、そちらで返答し、ご理解をいただいております。

概要だけこちらにも記述しておきます。

左下半身に股関節にかかわると思われる痛みに対し、収縮と伸展などの多様なアプローチをされているので、別の視点でのアプローチをお伝え。
8期の学習段階では、まだ説明がつかない技術にも触れております。

●基本の考え
 とりあえず、痛みの出る患部(左股関節周辺)にアプローチせず、対応を行う。
 *痛みの誘発を防ぎ、神経の過敏な活動を抑え、別系統の改善を図る。

・アプローチ1:ミラー間接
 左股関節に対して、右肩を動かすことで神経系のつながりで改善することがある。

・アプローチ2:皮膚刺激によるボディマッピング強化
 股関節ではなく、足指に刺激を入れる。

・アプローチ3:筋肉活動から離れる
 ●深い呼吸を試す:
 ●眼から刺激を入力

 記述を見る限り、左足に対してはかなり丁寧に対応を試されているので、体芯力で行われる基本的な「患部以外」へのアプローチを提案しました。
 また、体芯力体操で、股関節の可動は伴わない手の8の字運動などでも、「え?なんで?」と思うぐらい足の痛みが取れてしまうことがあります。 
 一度、足の操作から離れて、異なる取り組みをされてみてはどうでしょうか? という提案でした。

++++
中村さんのご回答

患部への直接アプローチではないアプローチは、考えなくはなかったのですが、
どうしたら良いか全くわからなかったので、とてもありがたいご助言です!
キャットカウや8の字運動なら、やり方も理解できている(と思っています)ので、早速やってみます。

とのご返答をいただいております。
++++

補足
『とにかく、体芯力体操に体芯力の本質があります。』
 呼吸や、眼の刺激、皮膚刺激、スラッキング(神経を緩める)要素のすべてが、体芯力体操に含まれています。
「どうしたらいいんだろう?」と思ったら、体芯力体操で実行出来そうなことを試す。
その上で

○実行できる体芯力体操 A がある
▲痛かったり動かなくて実行できない体芯力体操 B がある

この比較が、クライアントさんの現状を把握し、改善するためのアセスメント(評価)になります。実行できない体芯力体操Bを、体操Bの取り組みを「がんばらない」で、他の取り組みで改善してしまうことが体芯力ですね。

10月には、体芯力9期の方がいらっしゃるとお聞きしました。
いよいよ8期の皆さんも、ついに『体芯力の先輩』となりますね。
「まず、この体芯力体操やってみて! ** が改善するよ!」という実感のこもったご助言が飛び交うことがとても楽しみです。 
中村啓子さん
ありがとうございます。
ちなみに、ミラー間接では
左脚に対し対称の右腕右肩へのアプローチとして、具体的にどのような運動が効果が期待できますか。
参考まで教えていただくことは可能ですか。
田代 慎一郎さん
ご質問ありがとうございます

ミラー関節は、位置の対角だけでなく、可動方向も対(逆)になるとされています。

股関節を曲げにくいなら、肩は伸ばすことで股関節のフォローができるよ! ということです。

で、どう動くといいの?という問題ですが、一方向ずつ試して確認されるのが良いと思います。

正しい理論としては、外旋とか外転とかの解剖方向を把握するのですが、こちらの掲示板では説明しにくいこと
※資料
https://share.google/images/jBJH96hnCy0iwjucr

理論(机上)の正しさだけでなく、現場(体)の感覚が大切なので、
動きにくい股関節の方向を確認して今どのくらいの力加減でどのくらいの大きさで動けるか?を把握して(評価、アセスメント)
ミラー関節でアプローチするなら、どの方向に肩を動かしたとき、股関節の動きが改善するのか探ることになります。

おそらく、中村さんは十分に分かって試されている上での質問と思います。質問できず、迷いながら見ている方にも伝わるように、念の為に書いておきます。

1●とりあえず、やってみる!
2●何が効果あったか確認できるように1個ずつやってみる!

2が大切で、下手な鉄砲作戦で同時にたくさんやりまくると、何が効いたか分からず、再現性が落ちます。次の改善の手がかりを失いますし、人に指導しにくくなります。

ちなみに、右肩のミラー関節が効果薄くても、諦めず色々試すことはできます。
・右肘、右手首
→実は膝や足首の影響があった?
 末端からの刺激が効いた?

・同側の左肩関節を試すと改善したりすることもあります。
→ミラー関節として右股関節が改善し、真犯人は右股関節側だった。左は被害者。
→ミラー間接理論ではなく、体芯力原則の膝腰+肩同側が効いた。

すでに、左股関節周辺にたくさんアプローチされた中村さんなので、広範囲に多様なアプローチを試して良いと思います。
理論通り効いたら良し。自信を得ます。
違う場所がなぜか効いたら、向学心と学びのチャンスを得ます。
ミラー関節で効かない場合、経験を得るので、目や呼吸などの他の方法を真剣に試す新しい挑戦ができます。
自分の体の不調こそ、伸びしろをくれる最高の教材と捉えられたらいいですよね。

僕も右膝と右手首と左肩痛をマイ患者として飼っています。

以上、中村さんはすでに実施されたことではないかと思いつつ、見ている方のために補足を書きました
中村啓子さん
本当に丁寧に教えてくださって、ありがとうございます。
実践してると言っても、闇雲にあれこれ試してみてる感じなので、結果、遠回りしてるのかもしれません。

ご説明くださった内容全ては十分理解できてないですが、実践とその効果の有無が次の実践につながることは鈴木亮司先生も繰り返しおっしゃっているので、
教えていただいたことを引き続き、
「まずはやってみる!」のスタンスで実践してみようと思います。

さらに、
これもまた鈴木亮司先生がおっしゃって、私にとても響いた言葉が、「快・不快」。

ヨガの後などの実践後の感覚を頼りにすることを感覚的に捉えていたので、
言葉にしていただけて、
「やっぱりそうか!」
と嬉しくなりました。
言葉で説明しづらい感覚的なことに、とても重要な勘所が潜んでいる気がしています。

痛みや不調を低減させ、
パフォーマンスや生活・人生の質の向上のために日常を変える。
これが私の目下の目標だと、あらためて認識しました。
またご助言ください。よろしくお願いします。
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