相談者:篠塚さん
対象者
バレエダンサー 男子高校生
既往歴
左半月板損傷・右足三角骨摘出
左半月板と右足三角骨摘出の既往歴があり、お母さんから動作の不安感などを指摘されていましたが、本人と話をすると違和感や運動中の気になるポイントは『ない』とはっきり言われました。
高校生くらいだと身体にあまり意識を置いていないので、掘り出すところから考えようと思い、亮司さんに言われたように感覚だけにフォーカスして会話を進め、スピン時の良い時と悪い時の感覚を言語化してもらいました。
その後に一度スピンをしてもらった後に
- 眼球運動
- 指の運動
- スワイショウ
- 菱形体操
- 膝腰同側、脚挙げ
- 弓歩
の順番で行いました。
わかりやすく反応の違いが出たのはスワイショウからです。
スピン時の体操の不安定さと軸が伸びる感じが最初と違うと感じ、ずっと『あれ?なんで?』って言ってました!
掴みがよかったので 今後はもう少しパフォーマンスについてを聞いていきながら、トレーニングを明確にしていきます。
動きの違和感は痛みが出ている時点でエラー動作が出ているはずなので感じられないのは、まだ内部感覚が育っていないようですね。
「あれ?なんで?」という発言も内部感覚による動作の変化を感じ取れていない様子なので、出来ない動作をどんどんやらせることがよさそうです。
肘を108〜120度の角度で脇を効かせる感覚もないかも知れないですね。
ここはしっかり伝えても良いかと。
僕の私見が、バレエやダンサーはある程度自分の感覚や身体能力に自信を持っているので、出来ないことをやらせて違う自分に出会うようにしてあげると良いと思います。
確かに内部感覚はだいぶ低い気がします。
腰の反りが強すぎて、骨盤の後傾は全く出せていませんでした。
肘の感覚も恐らく低いと思うので伝えてみます。
有難うございます!
私も高校生の選手は身体への意識はらまだまだ低い子が多いと思います。
情報共有として症例提示しますね🤲
女子高校生のバレーボール選手で左半月板術後で経過良好で競技復帰も少しずつ開始している段階の選手です。
可動域、痛みもなし。
プレー中の不安感や動きに問題は?の問いにも 「ないです。大丈夫です。」でした笑
ジャンプ、着地、スクワット、ランジ等は特に問題なくできていましたが。
私としては「そんなことはない」と思っていましたので、とりあえず出来ない動きを知ってもらおうと。
そもそも損傷した経緯として、レフトからのアタックで身体が流れた状態での着地をしての損傷。
体幹を倒してもらい不安定な状態での片脚屈伸をしてもらったところ、明らかに左右差が出ました。
動画↓
左支持足に対しての右骨盤の前方回旋運動をしてもらったら、左股関節が使えるようになり安定性は増してきました!
動画↓
スポーツ動作において、綺麗な形での動きってほぼないのに、スクワットがランジができたらオッケーって思っている選手や指導者も多い気がしますね😅
なので自分は競技特性に合わせて不安定な状況を作っての動きや、普段やらない動きもさせたりしたら、選手は色々気づいてくれるような感じもしますね。
遊ばせながら運動しても学生はいいかもです♪笑
動画わかりやすいですね!
やっぱり膝の症状に関しては股関節の影響って大きいですよね。
先日、大学サッカーの選手で半月板を損傷した選手がGK練習で再度負傷し、手術をする事になったと言ってました。
これを参考に一回対応してみます!
遊びながらのアイデアが面白いですね!
目的もわかるから、これは参考にしてやってみます!
有難うございます🙇♂️✨
