三半規管が弱い方への体芯力のアプローチ(2024/11/11)

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質問者:小山朋恵さん

こんばんは!
7期生の事前チャットでも質問させていただきましたが、こちらでも質問させてください。
先日来られたお客様で

•身体の表面は柔らかい
•頭痛や気分が悪くなることが多い
•スワイショウも数回で酔ってしまう
•セルフケアの様なものはいつも具合が悪くなる
•光が苦手
•ネイリスト、デスクワークで目を酷使している

唯一、呼吸とパーミングだけはリラックスして
行うことができました。

この様な方は地道に呼吸とパーミングを続ける他に何か出来るアプローチがありますでしょうか?
参考になるか分かりませんが、写真を送ります🙇‍♀️
宜しくお願いします🙇‍♀️

りょうじさんからの返信もスクショで載せさせていただきます!
もし他にもありましたらアドバイスいただけると嬉しいです😆

回答:永野 眞治さん
5期の永野と申します。

参考情報としてお伝えさせて頂きます。

写真から胸椎の前弯がキツく反り腰もあるようですので、リブフレア(肋骨下部が開いている)であることが推測できます。

なので、

1.呼吸も背面側に息を入れることを意識させるように、まずはうつ伏せになって行なう「ワニの呼吸」がいいかもしれません。(まずは緊張をほぐす)

2.その後で、上向きで両膝を曲げた状態で両腕の指先を天井方向に上げながら息を吐く腹式呼吸。(腹横筋の収縮を意識してエクササイズ的に行なう リブフレア改善の効果があります)

3.四つん這いでキャット&カウ
キャット&カウは、動作としては、背骨を丸めたり反ったりの繰り返し運動になりますが、どのような意識で行なうかでバリエーションは豊富になります。

A.息を吐きながら丸め、吸いながら反るパターンがオーソドックス(腹横筋に効かせる)ですが、

B.逆のパターン(吐きなが反り、吸いながら丸める)と仙骨や多裂筋に効かせることが出来ます。

※この2つのパターンでキャット&カウをすることで背骨の前側と後ろ側のバランスを整えることが出来ます!

C.また、ネイリストとデスクワーカーというプロフィールから座位で過ごす時間が多いと思いますので、背骨よりも股関節を意識してやってもらうことも有効になると思います。

あと、スワイショウは、NGだったとのことですが、

上記の動作をしてもらった後に

顔の前に腕を伸ばして人差し指を立てて、その指先を見続けながら首をゆっくり左右に回旋する眼球運動(顔を交互に左右に向けながら目線は正面に向けておく)を試してみてください。
→前庭動眼反射のトレーニングになります。


もし、この運動が出来れば、

スワイショウの左右回旋の動きを
顔は正面を向けたままで行なう(上記と同じく前庭動眼反射のトレーニングになります)ことは、大丈夫になる可能性があります。

三半規管が弱い人は、体幹を捻るスピードに合わせて首を左右に回してしまうと酔ったような感じになると思いますが、

首を回さずに(顔を正面に向けたまま)行なうことにより、目に入る景色はずっと同じのものになりますので大丈夫になるかもしれません。

その場合、スワイショウでも体幹の捻りに合わせて首も回すのと、

体幹は捻るけど、首は捻らず顔を正面に向けているのでは、

違う動きになるというお手本を見せてあげてください。

そして、最初はゆっくりと行なって体幹の動きにつられて首が回らないか様子を確認してくだい。

もし、大丈夫で本人が心地良さを感じていたら自然とスピードを自分で調節してやるようになると思います🤗
小山朋恵さん
こんばんは!!
すみません、自己紹介遅れました
7期の小山朋恵と言います。
先日スタートしたばかりですが、体芯力に参加させていただき毎日ワクワク過ごさせていただいています。


永野さん
ご丁寧なアドバイスありがとうございます!!
こんなに一つ一つ教えていただき感謝です😭✨

ヒブフレア、反り腰は私自身もなので自分にも出来そうだし、教えていただいた動きの流れだと少しずつ出来そうな気がしました!!

特にワニの呼吸、確かにうつ伏せで寝るのが楽とおっしゃってたので、積極的にお伝えしてみます!!

キャットカウも呼吸を変えるとそんなに効く場所が変わるのですね!!
呼吸を変えるだけで背骨の前側、後ろ側のバランスが取れるなんて嬉しいです!!

私自身の体にも試してみたいです😍

流れも詳しく丁寧にありがとうございました!!
次のセッションでお伝えしてまた報告させていただきます🙏✨
永野 眞治さん
亮司先生曰く、

「一流もどきのトレーナーは、特別な動きを教えようとするが、それはトレーナーの自己満足で終わるケースが多い(大した結果は出せない)」

それに対して、

「本当の一流のトレーナーは、誰もが出来るようなシンプル動きで、他人が出せないような効果を引き出せる」

呼吸やキャット&カウは、その類のものだと思います。

要するに、シンプルな動きの中にいかに重要なポイントがあるかを見極めることが大切だと思います。

その奥義を教えてもらえるのが、【体芯力の講座】だと思います🤗

1年間やり抜くのは、相当なエネルギーが必要になると思います💦

頑張ってくださいね❣️
小山朋恵さん
ありがとうございます🥹✨❣️
回答:大角地 秀樹さん
二期の大角地と申します
わたしは歩行指導をしているので、足の観点から、
考えると、右足の親指だけが外反母趾傾向に見えるので右足足荷重傾向、右肩がさがり、右手が離れている外転している、右前足部荷重、基本的につま先荷重による反り腰、リブフレアはセット
足の圧力荷重を踵に左右均等に乗る感覚を認知させること
を本人に自覚させるとが先ず大事かなと、本人に動作学習をさせないと、普段の癖に戻ってしまいます。
どこにゴールを目指すのかが本人がわからないと
やはりクセに戻ります、基準を持って、それに近づけるための指導バリエーションが体芯力だったり、機能神経学だったりするのかなと、おもいます、

先ずどこに基準をもつのか?

このかたのお悩みは?

頭痛なのかな?

仕事を考えると後頭下筋の張りかな?

ネイルの仕事場の環境を変えないといけないかもしれませんね
小山朋恵さん
返信大変遅くなりました🙇‍♀️
歩行指導をされているとのことで、見立ての仕方も大変勉強になりました✨!!
リブフレアと反り腰はワンセット、ご本人の癖の自覚と動作学習、踵の感覚を左右均等には必須と言うことですね!!

目指すゴールもしっかり話し合って、そのために必要な動きを見つけていきたいです。

ありがとうございました✨!!
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