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質問者:永野 真治さん
お疲れ様です🙇♂️
一作日、8期の方が受講された呼吸に関する講義に関してですが、
改めてテキスト(芯ノ巻②)を読み直してみると、呼吸の重要性が再認識できます!
その中で、
呼吸量を減らすトレーニング方法として
「5秒かけてゆっくり息を吸い込み、5秒かけて鼻からゆっくり息を吐き、吐き切った後に、最低5秒間は息を止める」というやり方が挙げられています。
※5期のテキストでは、p.47の最下部に記載されています。
この順番についての質問なのですが、
一般的な呼吸法では、
《吸う→止める→吐く》
というやり方が推奨されているようですが、
【体芯力】のテキストでは、
《吸う→吐く→止める》
という順番になっています。
実際にやってみると、
《吸う→止める→吐く》は比較的やり易く感じますが、
《吸う→吐く→止める》は、キツく感じます💦
特に「息を吐き切った後に止めること」と
「止めた後にまた息を吸うこと」は、
《吸う→止める→吐く》よりも負荷が強めに掛かる感じがするのですが、この負荷を敢えて掛けるやり方が
「呼吸量を減らすこと」に繋がるのでしょうか?
《吸う→止める→吐く》では「呼吸量を減らすことには繋がらないのでしょうか?
■脱力について
連続投稿失礼致します🙇♂️
最近の講座の中では、亮司先生が以前(5期の講座時)ほど「脱力」というキーワードを言われなくなっているように感じます。
以前に「脱力というのは、本来ネガティブな言葉なのであまり使いたくない」というようなことを言われていたように記憶しています。
一昨日の8期の講座(【呼吸を動作に結び付ける】というテーマ)の中で、
「運動の基本は(バランスを)崩すこと。それなのに、既存のトレーニングでは(コアトレに代表されるような)体を固めて崩れないようにすることに重点を置いている。」という言葉が印象的でした。
さらに「理想の動きは、崩して安定状態を作っていくことを繰り返すこと。そうすることによって流れるような動きが可能となる。」と亮司先生の言葉は続きます✨
そして、その辺りのことを説明しながら、
「動き出しは足からではなく胸骨(肋骨)から」というのをご自身の動きで見せられているシーン(午後の部の1:00:00辺りからの数分間)は圧巻でした✨✨
胸椎を一つずつ横方向へスライドさせる「ダルマ落とし」のような動きには思わず目を奪われました。
「崩す」も意味的にはネガティブな言葉だと思うのですが、良い動きを作る(自然な動きを作る、ラクに動く)には不可欠なことだと思いました🤗
これからの【体芯力】は「脱・脱力」になっていくのでしょうか?
回答:鈴木亮司さん
永野さん、いつも有難うございます!!
呼吸についてですが
《吸う→止める→吐く》
よりも
《吸う→吐く→止める》の方がキツく感じるのは酸素を吐き出したあと、止めることにより体内の二酸化炭素の濃度が高まっていることだと思います。
こうすることでエアハンガーの様な状態になるので、キツイ分、我慢しないことが大事ですね(終わった後にハーハーしてると結局酸素を多く吸ってしまって効果が薄くなってしまうからです。
もう一つ脱力について🤲
確かに最近は脱力という言葉を使わなくなりました。
あまり意識していませんでしたが、
動作の感覚と言語化が
進んできていると思うのです。
それに伴い、脱力という言葉を
使用しなくても動作の説明が
出来てきたのだと思います⭐️
永野 真治さん
ありがとうございます😊
どうも呼吸法を行う時には、なるべく長く吐いて息を吐き切きろうとするクセ(実際には息を吐き切ることは出来ませんが、感覚的に呼吸筋をシッカリ使おうとしてやってしまいます)がありましたが、
5秒程度ならキツさを感じずに出来ます!
エアーハンガー状態にならないように「横隔膜ストレッチ」を取り入れていき、我慢しない様な(追い込まない)呼吸の仕方も身に付け行きたいと思います🤗
アーカイブでの視覚的に分かりやすいようにと、亮司先生が4人の方を使って「ボーア効果」の説明をしていたシーンは、とても分かりにくくて笑えました🤣🤣
僕が参加してたら、絶対突っ込ませてもらってますネ😜
P.S.
「脱•脱力」には【体芯力】の進化を感じます✨
田代 慎一郎さん
脱力ですが、 必要な構造を維持し、不要な緊張だけを消して、滑らかな連動を生み出す「良い脱力」と、 とにかく意識も筋力も弛緩させて構造が崩れてしまう(その結果かえって余計な力みを生む)「悪い脱力」は、難しいですよね。 昭和の時代の、千本トレーニングとかで強制的に緊張する能力を奪い取る根性トレは、ある意味、理論的には正しいアプローチの1つだと理解できるようになりました。絶対やりたくないですけど。 そういう意味で、 吸気をためて息を止めることが楽、 は、身体に腹圧が勝手にかかり強い構造になっている上に、意識が呼吸に集中しているので四肢の緊張は外れている脱力に近い状態だから、比較的楽に動作再現できると思います。 そういう視点での指示が増えているので、誤解を生む「脱力しましょう!」指示をされなくても、良い脱力にあたる動きを導けているのかな?と思いました。
永野 真治さん
貴重なご意見ありがとうございます😊 田代さんが仰る通り「脱力」という言葉は幅広く使われてますが、捉え方が難しいですよね〜 あくまでも個人の感覚だと思うので、100人いれば、100通りの脱力の仕方があるかもしれませんね。 勿論、立っているのが困難な程、全身の力を抜くのは論外だと思いますが、部分的に脱力するというのはとても難しいと思います。 「脱力」ありきではなく、「いい動きが出来ている」「ラクに動けている」「素早く動ける」時には、結果的にいい状態で無駄な力が抜けているのだと思います。 この状態が「1000本ノック」で獲得出来るのだと思いますが、もっと違うアプローチで手に入れたいですよね😜 P.S. 呼吸に関するご考察も納得致しました!
田代 慎一郎さん
呼吸トレーニングを、「呼吸と体の開発のため」に行うか、「動くため」に行うかの違いですよね。 正しいと間違い、ではなく動ける状態を作るか、身体を育てるかの目的の違いだと思うので、僕も意識的に使い分けてみます。 良いきっかけをありがとうございます。
永野 真治さん
僕も気付かせてもらいましたヨ!😊 僕たちは亮司先生から「千本ノック」を浴びせられてるのかもしれないということに。 リアルの「千本ノック」は、吐きそうになりますが、亮司先生の「千本ノック」ではそうはならない😜 勿論、全ての球を取ることはできませんが、自分に備わっている本能を活かして自ら球を捕りに行く。 もっと言うと掴みに行こうとしなければ、自分の身に付くことはないと思います。 「出来ない、やらない」言い訳は、無意識に大脳で考えるはずです。 これは、人間のサガのようなものだと思いますが、僕は自分に備わっている本能を最大限に活かしたいと思っています🤗 そのために【体芯力】は、とても有り難いものだと思っています❣️
鈴木亮司さん
脱・脱力というニュアンスいいですね😄
構造や意識などが良い働きをした結果、脱力が生まれていることが理想かなと思っています。
身体には理論や認知が大事なものですが、
最後は良い感覚を掴めるかどうか、が鍵ですよね🤲
