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質問者:永野 眞治さん
5期第15回目の講座の中で説明されていた体幹の側屈と前庭覚の働きについて質問させて頂きます。
例として、
右の膝や足首が痛い時は、右側が硬くなる(左右に関係なく痛い側の体側が硬くなる)と説明されていました(2:13:00〜2:17:00あたり)が、、、
普通は、痛い側に体重を掛けないようにする(かばう)と思うので、
右側が痛い場合だと左側へ体重を掛けるので、
体側は倒す方の左が縮んで硬くなりそう(右は伸びやすくなる)ですが、
そこに左右の傾きのバランスを取る前庭覚というものが関与してくると、痛い側と反対側(左)へ体重を掛けて、
体が左側に傾き過ぎないように右へ引き戻そうとする。
その結果、右側(痛い側)の前庭覚が活性化して、(体が左へ倒れ過ぎないように)右側の体側が硬くなり左へ倒しにくくなるというのは、
逆説めいていて、頭が混乱してしまいました💦💦
まさしく、パラドックスに陥ってしまったという感じになっているのですが😅
果たして、体(脳)は、
A.痛みをかばうために痛みがない方へ体重を掛けようとする
B.体が過度にどちらかに傾き過ぎないように前庭覚を働かせてセンターをキープしようとする
どちらを優先するのでしょうか?
僕の考えでは、
AとBとでは、全く違う脳が働いているような解釈をしています。
A.は、痛みを避ける(軽減する)ために意図して行なうこと
B.は、そもそもの体の状態(デフォルトモード)を維持しようとするオートマチック機能の働き
AとBのどちらを優先するかで、体(体幹)の状態は真逆になるのでは?
と思ってしまいました💦
P.S.
この質問は、まさしく亮司先生が講義の最初に言われた
「体芯力(芯ノ巻)」は、どこが分かりにくいですか?
というものになってるかもと思いました🤗
回答:大澤昭子さん
お疲れ様です。
6期の大澤と申します。
永野さんのおっしゃってる
「普通は、痛い側に体重を掛けないようにする(かばう)と思うので、右側が痛い場合だと左側へ体重を掛けるので」
ですが、私もそう思ってしましたが、その予測が反対かな?と思う動画があります。
私のお客様で、右膝に痛みがあります。
動画では、明らかに右に体が傾いています。
撮影して「あれっ?」と思いましたが、右膝の痛みを逃すため、右半身全体で体を固めて体を支えているようです。
たまたま撮影した動画があったので、参考になればと思い、投稿させていただきました。
永野 眞治さん
貴重な映像ありがとうございます🙇
確かに痛い方の右側に体重を掛けて立ってるように見えますね〜
亮司先生も大澤さんがご提供頂いたこの写真(動画)で、僕の質問に答えやすくなるように思います😊
田代 慎一郎さん
貴重な情報ありがとうございます。
この現象、僕も気になっていました。
悪い側をやたら固めて庇って使う癖の人、多いです。
僕の経験だと、悪くて固めてる側は「2次被害ダメージ」サイドで、きっかけとなる「1次被害発生源」の古傷が反対にあること多いです。
もしかして、この方の右膝の痛みは、代償ダメージの2次被害で、最初は右足首/右母趾などの足指を痛められているかも、と感じます。
左足の接地が固く、衝撃を吸収できていないように思えます。
常に右膝を曲げて筋肉で固めているので、次は右腰、左肩・首に痛みが進み、抹消の動きも悪化して行くのかな?と怖くなりました。
これに対して、体芯力アプローチだと、手足の機能の前に
・呼吸によるコアの再調整
・皮膚への感覚入力でボディマッピング再形成
・眼、顔面皮膚からの脳神経刺激
という全く逆順のアプローチと、身体をつなげる体芯力体操の組み合わしますでアプローチするから、
「なんか、ユラユラ・モゾモゾしてたら良くなった?何で!?」ってなって面白いですよね。
