右の股関節が、たびたび痛くなると相談されました。(2025/5/13)

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質問者:池戸つゆこさん


今、新幹線なのですが、側湾のある方から、右の股関節が、たびたび痛くなると相談されました。

整形で、軟骨が減っちゃって、骨はまだ異常がないけど、人工骨頭を勧められたそうです。

今日膝の軟骨を増やせる話をされていましたが、股関節も、緩めたら増えるのではないか…

と、すれば、お風呂の浮力を利用して股関節を内外旋するとか?
ちょっとわからないのですが、痛みの出ない範囲で動かすといいのでしょうか?

前庭覚も意識して、眼球運動スワイショウと、菱形運動、大腿神経スラッキング、膝腰上げ、足またぎをしてましたが、足またぎで、痛みが出るようなら、出ないところまででゆっくり、様子を見てもらおうと思います。
その判断でいいのか…

股関節も軟骨、増える希望あるのでしょうか??


ちなみに、左の腰が出て、右の肩甲骨が翼状で少し上がっています。50代前半の女性です。

回答:久場 創さん
股関節の軟骨が再生する可能性があるかはお答えが難しいです🙇

症例としては、変形性股関節症は臨床経験はありますよ〜‼︎股関節の変形がある場合はどうしても、可動域低下が出てくる場合が多いとは思うのですが、
僕の臨床経験上、変形性股関節症の方に
直接関節にアプローチしてもあまりいい反応はないですね。逆に関節の動きをださないようにする。
代償動作を使うというのも、時には必要な場合があるかなと思います‼︎

やはり、股関節に負担がかからないように患部外へのアプローチ特にLPHCの機能を、上げていく必要性があるかなと思います!
膝腰同側歩行
スワイショウ
足またぎ
背骨ワーク
菱形体操などで重心ワーク
をまずはやっていく必要はあるかなと思います!

ひとつ臨床経験のお話しですが。
股関節の人工関節のオペ後は
劇的に痛みや歩容が改善される方は多い印象です。(手術を勧めているわけではないので誤解のないようによろしくお願いします🙇)
ですので、手術=悪 というイメージは持たなくてよいと思いますね♩

まずは保存療法の中で最善を尽くして
できるワークをしていくことが大切ですね👍
池戸つゆこさん
ご丁寧にありがとうございます😊
山に登るのが好きな方で、人工骨頭にしたら、山は諦めてくださいと言われたようで、とっても悲しんでいらっしゃいます。

直接関節を動かさないようにするということ、なるほどです。膝腰同側歩き、ですね!
お尻歩きの時に、大腿の内旋外旋を意識していると、股関節が痛くなる時があるので、股関節をあまり使わないようにお尻歩きをしてもらえばいいですか?

もしくはお尻歩きは、やめた方がいいですか?

股関節を使わないで歩く代償動作として、外旋六筋とか大腿筋膜張筋、腸脛靱帯のような外の筋肉を使うようなイメージですが、痛みが出なければそういうお尻の筋肉を使って代償させる感じですか?

体重(重心)移動をする際に、股関節に負担をかけないような動きを練習できればいいのかな?痛みがない程度で動かす練習をしてみます。

股関節の軟骨が増える見込みが低いことがわかりました。なるべく骨が当たらないように、楽なポジションを一緒に探してみようと思います。
久場 創さん
膝腰同側歩きで、お尻歩きのワークでも
鳩尾の動きを意識するのか、腕の振りを使ってカウンターを意識するのかでもまた違ったワークになるかなと☺️
大腿内旋外旋を意識すると痛みが出るのであれば
上記の意識をさせてみてのお尻歩きワークを試されてもいいかと思います‼︎

僕は代償動作は筋肉を意識というよりも、動きをイメージしています。
例えば体幹の側屈動作を使ってより上半身主導の動きをとりいれるなど。
見た目的には、いい動きには見えないかもしれませんが、「股関節に負担をかけない」に視点を置くのであれば他の体の部位を使うというのも、ひとつ視点を持つことも必要な場合もあると思います。

他に例を挙げるとしたら
円背で歩く方がいたとして、
姿勢が悪いように見えるから
その方に体が丸くなっているから胸を張ってください!って指示しても、逆に歩けなる場合も多々ありますよね😅(胸を張ることで支持基底面から重心が逸脱して歩けなくなるなど。)
でもその方にとっては円背が理にかなった動きになっている場合もあるかと。

見た目や形だけに囚われすぎて、逆に動きを悪くしてしまう可能性もあるので、
時には代償を使ったほうがよい場合もあるという視点も持つと、色々な選択肢やアプローチができるかなと思います🫡

池戸さんのご相談された方の歩き方を見てはないので、なんとも言えない部分はありますが🙇😅
池戸つゆこさん
ありがとうございます♪
なるほど!意識!講座で亮司先生がいわはったとこです。

足が後ろに伸展したときに痛みがある感じで、これは、体芯力を知る前の動画なのですが、今は以前よりも腰の振りはマシになって、歩く時も少しはマシになっているけど、内旋外旋の動きの時に痛くてできないみたいです。

見た目よりも、彼女が痛くない範囲と、身体の重心移動ができるように、上半身も左の肩が痛くて上がりにくいので、動きが自然に出るように考えます。

代償動作、筋肉にとらわれていました。。。
ありがとうございます😊
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