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質問者:中澤里英さん
先ほどは実技練習会ありがとうございました!
補講のリクエストです😊
上段の回し蹴り、裏回しです。
選手によって違いがあるかもしれないのでいくつかシェアいたします。
動画中「みんな普通の上段は蹴れると思うから」とフェイントの話など出てきますが、その「普通」に手こずり困っています😅
https://m.youtube.com/watch?v=R7E38qIPltg
回答:田代 慎一郎さん
拳サポーターをはめられているので、いわゆる伝統派の全空連日本代表選手のご指導でしょうか?
時期的にオリンピック啓発のコロナ前映像なのかな?
悪い見本、と実演された蹴りは股関節が屈曲し相手に正対したまま。
対して良い見本の、裏回しと表回しの二択は、股関節伸展し、頭と膝でY字バランスを取つています。
その上で、伸展した股間節のバネを膝下に移して走らせる
外から戻る回し蹴り
(振り抜く普通の回し蹴りとは軌道が違います) と、
一度内側に通過させてうちから戻る裏回し蹴り
(陸上トレーニングのシザース
足交差ジャンプに近い原理)の二択を行っています。
問題は、これを股関節の最大伸展テンションを動力に行っているため、安定した姿勢でゆっくり再現する育成メニューが組みにくいことですね。
◯動力となる股関節伸展能力
◯技の姿勢に入るためのY字バランスを取る前庭覚と軸足の力
◯Y字バランス状態で足が反射作用で振り回されるのを保持する体側の筋力
がある人なら誰でも練習できます。 そしてその技を、相手のステップインに合わせて自分の体を背中に向けて、自分の背中越しに相手を認識する空間認識力とタイミング把握力、相手の動作の誘導力があるなら、「誰でも」ちゃんと当てられる!
と主張されているのだと思います。
股関節伸展については、先日の解剖学補講でボルト選手の股関節伸展を鈴木先生が解説されていました。
シザーストレーニングについては、鈴木先生のお師匠の一人の小林寛道先生の振り戻す走りの動きに関係するので、とても体芯力に関係する動きだと思います。
(できるなら ^^;)
小林先生の理論の一部
https://totubokobayashi.grupo.jp/free1380796
多分、この系統の鈴木先生の足の入れ替えトレーニング
https://www.instagram.com/p/CZqtm-Vv8AG/?img_index=6&igsh=czViZWkxZjRkZHVr
中澤里英さん
おはようございます!
詳細に解説くださりありがとうございます。
昨夜補講で動画解析、私の膝神並のビフォーから何ができていないのか分析、指導していただき、
一夜明けて読み返すとさらに理解が深まりました。
道場での普段の練習メニューの意図や、私のようにそれがクリアできない場合に必要なステップも見えてきました。これを私だけのものにしておくのは勿体なさすぎて、同じように高く蹴れない道場仲間にお伝えするのはもはや使命ですね。
亮司さんはじめ皆様、改めて、貴重な補講の時間をいただき本当にありがとうございました。
自称脚上がらない芸人をやっと!卒業できそうです🙌
