質問者:福井千珠子さん
右膝が痛い方(正座ができない、畑仕事でしゃがんだりする機会が多いと痛む)にミラー関節で左肩周辺でスラッキングを試みようとしたところ、実は左肩周辺も痛いと言われました。
右膝と左肩周辺に不具合がある方に有効なことをご教示頂けますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
現状のアプローチ内容
・左肩周辺(右膝のミラー関節)のスラッキング
痛みがある方への対応の基本として
・呼吸のチェック(リブフレアか否か)
・ミラー関節
・痛みがある部位への神経のスラッキング (痛みがある部位への神経ストレッチは逆効果になる可能性が高い)
このパターンがシンプルなやり方です。
(複雑なやり方は芯ノ巻の終わり辺りから力ノ巻まで進んでからの方が良いと思います。)
右膝が痛む場合、左肘の動きから入るのがミラー関節です。
この場合は、肩の動きはミラー関節には該当しません。
ただ、右膝を曲げる際に股関節が屈曲して膝が痛む場合は左肩関節、左肘関節の双方を伸展させる必要があります。
この際に左肩関節が伸展する時に痛みが出る場合、ミラー関節を利用して右股関節を屈曲させる必要がありますね。
ミラー関節で効果がない場合、僕の場合は肩の時は眼球や前庭規管に問題がある可能性を疑うので、側屈運動(頭部を側方に倒す)ことを行うと思います。
まずはリブフレアかどうか呼吸のチェックなのですね。
(土曜の補講は大変ためになりました!)
膝に対するミラー関節は肘なのですね。 自分はミラー関節の定義がそもそもわかっていないのだ思いました。
単純に反対側にある関節部位のようにとらえてました。
膝に対して肘 ということは股関節に対して肩関節 骨盤に対して肩甲骨 という具合に下半身に対して相関する部位(後ろ脚に対して前脚のように)としてとらえてゆくのがよいということでしょうか。
さらに膝を曲げる際に股関節の屈曲によって痛みが生じる場合は、ミラー側の肩関節に「屈曲」に対して「伸展」を用いる、という理解でよろしいでしょうか。
生徒さんの日常の痛みや困難を取り除きたいため、技術の根本原理をちゃんと理解しておかなねば…と認識しております。
ミラー関節で効果が出ない場合は、眼球や前庭規管の問題の可能性を疑って側屈運動、ということは、眼球、前庭規管に対応するものとして側屈運動だと覚えておけばよいのですね?
内反捻挫の腓骨スラッキング、効果があまり出ない場合は、脊椎の動きを出して中枢神経の代謝を上げて末梢神経の代謝の改善を、とのことですが、具体的には、キャット&カウなどが中枢神経刺激となると考えてよいでしょうか。
(スワイショウだと足首捻挫の痛みを強調するかなと思われ…)
亮司先生、さまざまに対処法の原理を教えて頂き誠にありがとうございます。
