股関節・膝の痛みが強い人へのアプローチを教えて!(2023/8/25)

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相談者:小野さん

皆さん、相談させてください!

・左膝の屈曲が痛い

・左股関節の内外旋が痛い(膝が突っ張って怖い)

この方に以下のワークを行いました。

行ったアプローチ

・前庭トレーニング

・呼吸

・閉鎖神経ストレッチ

・頸骨神経ストレッチ、総腓骨神経ストレッチ

・足指ストレッチ、踵刺激

・ミラー関節ストレッチ

右膝の屈曲は、痛みが減って曲がるようになりました。

ですが、最後にやったミラー関節ストレッチで、肩内旋・肘伸展・手首伸展した時に、「右の前腕がつる」と言われました。

前庭トレーニングの時にも「右の肘に違和感がある」とも言われました。

左膝と右肘が痛いのは、ミラー関節の関連なのかなと考えています。

膝も肘も違和感がある場合は、次に、どこからのアプローチを考えたらよいのでしょうか。

今回のトレーニングで、マイナスに働いていたものがあるということでしょうか。

アドバイスいただけますと嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

回答者:亮司さん

種目の実施の前にまずはアセスメントの部分がどうだったか?ということが考えられる点かなぁと思います。

・呼吸のチェック(リブフレアかどうか)

・姿勢(左右差など)

・歩行

・立つ、しゃがむ

これらのアセスメントをして動作そのもののどこにエラーが出ているのかどうか見極めていく必要があります。

頂いた痛みなどの情報だと憶測でしかないですが、他にもわかることがあったら教えてください。

小野さん

ありがとうございます!

呼吸のチェック

→リブフレアではないが呼気も吸気も肋骨が動きにくい

姿勢

→左右差は見られない 少しO脚 骨盤前傾

歩行

→着地で少しニーインする

立つ、しゃがむ

→立つ時もしゃがむ時もニーイン 下腿外旋して足部が開く

その他に、気になったことは以下の通りです。

・右目が動くにくい

・腰が痛くて、立位では腰を後ろに反らす、側屈が動かしにくい

・あぐらの体勢で左脚だけ殆ど開けない

・動作をする時に右上半身に緊張が走る

よろしくお願いいたします。

亮司さん

いただいた情報からの幾つかの推察点です。

呼吸のチェック→リブフレアではないが、呼気も吸気も肋骨が動きにくい

呼吸のチェックがあります。

吸って止めて1分 吐いて止めて40秒 できるかどうか、どちらが苦手かを確認してみてください 。

姿勢 →左右差は見られない 少しO脚 骨盤前傾

歩行→着地で少しニーインする

立つ、しゃがむ→立つ時もしゃがむ時もニーイン、下腿外旋して、足部が開く

骨盤の可動はあるか、股関節の内外旋歯どちらが苦手か確認。その原因を探る感じです。

右目が動きにくい

右目がどちらの方向に動きにくいか、 視野の広さもどれくらいるのか確認

腰が痛くて、立位では腰を後ろに反らす、側屈が動かしにくい

伸展が出にくいのは小脳と橋、前庭動眼反射の働きがポイントになると考えらるので、 指先の動き、脊椎の可動性、三叉、顔面、内耳神経、a-VOR(一点見たまま頭を動かす)がテストになるかと思います。

あぐらの体勢で、左脚だけ殆ど開けない

内転筋の硬さは交感神経によるものと思われているので身体の緊張そのものが強いようです。

呼吸を出来るように胸郭の動きを出せるようにすることが大切に思います。

動作をする時に、右上半身に緊張が走る

身体操作技術そのものが問題かと思うので、一つ一つ丁寧に動きを構築していく必要がありますね。

以上こんな感じですが、実際見てみないとわからない点が多いのですが、憶測で書かせてもらいました。

優先順位としては呼吸が出来るような身体を作ることを基準に考えていくことかなぁと思います。

小野さん

詳細に、ありがとうございます!!

動作の判定チェックができていなかったな、と感じました。

膝、股関節の痛みの部分に注視しすぎて、胸郭の動きからの呼吸が疎かになっていました。

次回そちらに重点を置いてセッションをしてみます。

動画が撮れたら、また相談させていただけますと幸いです。

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