「ストレッチの極意」+αに関して(2024/11/3)

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質問者:永野 眞治さん

「ストレッチの極意」+αに関して質問させて頂きます🙇

5期の前回の講座(第21回)では「ストレッチの極意」を教わった気がしました🤗

「筋肉は意識して伸ばせない」

筋肉が伸びるのは、拮抗筋や反対側の筋肉が収縮することで、「その結果として伸ばされる」。

だから、「ストレッチをする場合は、伸ばしたい筋肉の拮抗筋や反対側を意識して縮める」ということでした。

実際に自分でもレッスンの時には、例えば胸を左右に開くように伸ばす場合は、「肩甲骨を寄せるように」とか、

反対に背中を伸ばす場合は、両手を体の前で組んで前方へ伸ばしながら「お腹に力を入れて後ろに押して背骨を丸めるように」という声掛けはしていたのですが、

改めて「筋肉は、拮抗筋を縮めることでしか伸ばすことはできない」(伸ばそうとする意識は不要)。

そして、「さらに伸ばすには、意識して縮めた方を今度は伸ばす対象にして逆の動きをすればいい」という説明を聞いて目から鱗が落ちました✌🏻

ストレッチをする場合には、「縮める筋肉が主で、伸ばされる筋肉は従の関係にある」という解釈でいいでしょうか?

また、ストレッチをより効かせるには、対象の部位を「伸ばそうと意識する」のではなく、「脱力しておくこと」が必要な気がしましたが・・・

そもそも「脱力というのは、意識して出来るものなのか?」という疑問が湧きました。

亮司先生は、ご自身の体を操作する時は「脱力しよう」という意識は持っておられますか?(「脱力の極意」というものはあるのでしょうか?)

回答:鈴木亮司
脱力しよう、という意識は動作によって変えています。

基本的にはあまりその様に意識は持たないのですが、余計な力みを自分自身で感じたときには、力を抜こうかな、くらいの感じです。

力を入れていた方が感覚的にバランス良く動ける時もあるし
力を抜いた方が動ける時もある、ということもあるので、全体的に力を抜く様にしているか、と言われると実際、それほど意識は強く持っていない、という回答になります🤲
永野 眞治さん
ありがとうございます😊

僕はフィジカル&メンタルトレーナーという仕事柄、外側の状況や出来事にあまり関係なく、自分の心の状態がほぼほぼ自力でコントロール出来るようになってます。

やるべきことに合わせてメンタルの状態をチューニングするような感じです。

難しいことにチャレンジする場合ほど、ニュートラルな状態にしますが、そうでもないときは覚醒度が軽めや多少高めでも行動に移します。

恐らく、亮司先生は僕がメンタルを自力でコントロール出来るように体そのものの調整力(チューニング)が大変素晴らしいレベルにあられるのだろうなと想像します✨
鈴木亮司
25年くらい前から体芯力の動きを始めたときには、力を抜こうという意識は持っていた記憶があります。

当時、上手く力が抜けなかったので、支持基底面が広い方が力が抜きやすいということで仰臥位、長座位などの姿勢で行い「よし!寝よう!」という意識で半分寝ながら体操していました。

1年くらい毎日1時間以上、体芯力を行っていた時に、力を抜く感覚が定着してきたのを覚えています。

きっかけというか感覚を掴んでくれば、そこからは自動化できていくのかな?と思いました。
永野 眞治さん
ありがとうございます🙇

意識化の先にやって来る自動化(意識しなくても出来る段階)は、諦めずに自分を信じてやり続けた人のみが辿り着ける境地ですね✨
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