質問者:矢部さん
私の知り合いの女性についての相談です。
現状の身体全体の動きは解りませんが体芯力で学んだ事でアドバイス出来ないかなと思っています。
仕事は薬局で勤めているか何かで手作業が多く腱鞘炎になっておられた事もありました。
手先を凄く使う仕事をされているようです。
対象者:60代女性(趣味でブレイクダンスを踊っている)
症状:手指の痺れ
診断:尺骨神経圧迫麻痺、肘部管症候群で痺れはどうにもならないと病院で診断されたようです。
手術するほど悪化してはいない模様。
・ミラー関節(足首)
・肩の外旋、内旋(肩、肘、手首の関係性で肩が使えるようになれば手先の負担が減るのでは)
・ミラクルグリップを握る(指先のボディマップ)
少ない情報で申し訳ありませんが、試す価値のある事があれば教えて頂きたいです。
このような状態ですが、明日ダンスバトルに出場されるそうです。
器質的な問題がなければを前提に、自分なら始めに何をするかという視点で考えてみました。
患部への直接的なアプローチとして
・尺骨神経のスラッキング
・副神経のスラッキング
・眼球運動→症状への前庭や三半規管の影響を確認
・呼吸→腹圧の意識を高めて胸郭周りのリラックス目的
・脊柱、骨盤の運動→小脳刺激
・手の運動:8の字、ウェーブなど→肩甲帯のリラックスと小脳への入力
・手のミラーで足の運動
もちろん、それぞれの項目を行ったり来たりしながら、何を行えばどんな動作ががやりやすくなるのかなど、痺れの状態を確認しながら運動してもらう感じでやっていくかなと思います。
一応、運動の理由も考えてみましたがかなり入り組んでいるので、前庭・脊柱・小脳・PMRFに刺激を入れらたら姿勢が変わって胸郭や頚椎周りのリラックス、そこから出ている末梢神経の機能が戻ってくれないかな、と思いました。
文章での説明がなんとも苦手ですが何か、1つでも参考になれば嬉しいです。
また、みなさんのアプローチも知りたいです。
よろしくお願いします。
無茶苦茶丁寧に有難う御座います。このご返答一つで凄い勉強になった気がします。
今までの講座のサマリーというか意味合いがはっきりしてきました。取り急ぎスラッキングのやり方だけ動画に撮って先方に伝えました。
また結果報告や相談させて貰います!有難うございました。
僕自身も近藤さんとほぼ同じことを思いました。
まずは患部への直接的アプローチとして
①尺骨神経、副神経へのスラッキング
これらが対処療法的に第一優先かなぁと。
その後、
②眼球や前庭のトレーニングで身体の様々な歪みを取る意味で行い、
③呼吸で筋緊張を解消、脊柱、骨盤などで小脳刺激→脳幹への入力
という形で行うかと思います。
実際にはやってみないと反応が分かりませんが、僕自身大体はこの様な流れで反応を見てみると思います。
尺骨神経と同じ腕神経叢から出ている橈骨神経や正中神経へのアプローチはスタッキングになるのでしょうか?
そうですね、スタッキングとしての効果はあるとみて良いかと思います!
スラッキングの実技動画は何処だっけと一瞬思いましたがメモを取りながら講座を聴いていたのが幸いしました。
3期の10回目の講座にある実演に直ぐ辿り着き、実演動画を撮って取り急ぎ先方に送りました。
神経系は自分自身解剖学的に理解できていなかった事と全体の身体の見方、整え方など勉強になりました。
又結果報告させて頂きます。有難う御座いました!
よかったです✨
痛みをとる以外にも神経の反応速度を上げる意味でも効果的なので、本番前にどなたでも効果的なものだと思います!
本人から連絡あり痺れが激減したそうです。
明日のバトルはこれで出て貰うとして、以降遠隔でどこまで改善できるかトライしたいと思います。
