パーミングについて教えてください(2024/4/25)

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質問者:永野さん

「パーミング」という方法で、脳幹の過活性を防ぐ(改善する)と教え頂きました。
例えば、パソコンやスマホを見ていて、3分〜5分だけ休んでまたその後に作業を再開するという場合、目の疲れを感じていたらパーミングで脳を休めさせるのと、ただ目を閉じて目を休めさせるのではどちらが効果的でしょうか?

回答:上原さん
パーミングする手の状態にもよるのではないでしょうか。
手の状態が硬いか柔らかいかでも効果は変わります。
手の状態は、その時の心の状態でも変化します。
もし手が硬いなら、優しく満遍なくさすってあげてください。
目に当てた指が眼球の感覚を捉えて、左右非対称であったり、飛び出ていたり、感覚を感じながらパームしていると、眼球が中に収まり緩む感覚が手から伝わってきます。
目と同時に首の筋肉も緩んでいることに気が付きます。
触るという事は感覚刺激ですので、手を当てた方が効果は高いのでは?と思います。
回答者:田代さん
上原さんが的確にお答えされていますが、眼を閉じるよりも温めた手によるパーミングの方が断然効果があると思います。エビデンスは出せませんが。
パーミングの効果については、眼に限らず「手当て」という感覚入力の作用があるのでまた改めて。
ご懸念は、手でパーミング出来ない場合の代替案ですね。
自力で目蓋を閉じるより、アイマスクの方が効果高いです。
正しくは、意識的に目蓋を閉じる筋活動が緊張を生みます
アイマスクを使うと、視界が遮られ、眼を開けている必要がないので、「自然に」目蓋を閉じます。
アイマスクがない日中の意識覚醒時は、眼を開けて情報を得ていることが基本ですから、眼を閉じる行動は能動的な活動です。
休息し、神経系を休めるためには受動的に休める機会を作る方がよいと思います。
※正式なエビデンスは探せていません。体感と、十数例の臨床情報のみです。
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