質問者:三浦さん
以下の症状は体芯力で改善できるのでしょうか?
アプローチ方法を教えていただきたいです。
女性(45歳)
既往歴
・18歳の時に膠原病発症
ステロイド治療のため骨が弱り、胸椎と腰椎が計4㎝潰れた
→現在はステロイドを使っておらず、骨の薬やカルシウムも飲んでいない
気になっていること
①側弯がある
②側弯のせいか、体調が良くない時に右の坐骨神経が痺れる
③元々の持病により骨粗鬆症
側弯の方は前庭器官や視覚、小脳の影響があると考えられます。ここは体芯力の体操が介入できるところだと思います。
骨粗鬆症に関しては骨刺激が必要なので、体芯力というよりある程度刺激、歩行などの普通の運動が必要です。
ただ歩行となるとやはり負担の少ない歩行を覚える必要があるので、ここも指導が必要になってくると思います。
4期の浅川と申します。リウマチ専門医です。
骨粗鬆症に関してですが、18歳からの長期蓄積されたステロイドの影響により現状すでに圧迫骨折がある状況で、これから閉経を迎える45歳という年齢を考えると、この方はなぜ薬物療法を受けていらっしゃらないのかが不思議です。
現状症状がなくても、進行予防の対策として早めの治療開始をぜひお勧めしたいです。
2期の矢部と申します。
表立ってこちらで話したことはありませんが、私は4年前に進行性の悪性リンパ腫という血液癌に罹患しました。癌が骨に飛び、癌が抗がん剤で飛んで圧迫骨折を起こしました。
私の場合は背が1㎝縮みました。
ご相談の方の少し類似の経験者として、体芯力の中で症状に対して効果があると思われるのは例えば呼吸と菱形体操です。
背骨の骨折は肋骨の動きに大きく影響しますから、呼吸が浅くなっている可能性が高いです。
側弯に関しては伸びる系の菱形体操で、できるだけ背骨と背骨の隙間を開けるようにしたら良いのではと思います。
それに併用して、目や足先などの神経や脳からのアプローチを重ねれば、時間はかかるかもしれませんが回復する可能性もあるのではないかと思います。
私は体芯力体操以外にもピラティス、ヨガ、ロルフィングなどをやって、身長は0.3㎝程回復しました。
ご丁寧にメッセージありがとうございます。
私にご相談くださったお客様にも、菱形体操や呼吸、目や足先のケアを併用してやってみたいと思います。
ご自身の体験をシェアしてくださり心強いです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
